記事: 富士登山について
富士登山について
富士山の登山情報や文化や歴史について紹介しています。2024年5月に富士登山のルール変更がありました。富士登山をするうえで欠かせない情報も掲載していますので、ぜひチェックしてください。
富⼠⼭には
4つの登⼭⼝とルートがあります。
富士山へ登山する場合、山梨県、静岡県側の2つに分かれ、合計4つのルートがあります。ルートによってそれぞれ特徴がありますので、ご紹介します。
富⼠吉⽥ルート|山梨県側
富⼠スバルライン五合⽬(標⾼約2300m)を出発するルート。登りの⼭⼩屋の数が⼀番多く、休憩や宿泊する場所が各所にあり便利です。
登山をせずにレストランや売店、⼩御嶽神社がある五号目の観光だけを楽しまれる方も多数いらっしゃいます。
登・下⼭道が別になっていて⼋合⽬からは須⾛ルートと合流します。
山梨県富士吉田ルートは通行予約が必要となります。
予約システムについては、富士登山オフィシャルサイトにて、案内が記載されております。
須⾛ルート|静岡県側
標⾼2000mからスタート。七合⽬付近まで樹林帯の中を歩くルートで、⽊々を楽しみながら登ることができます。⼋合⽬からは富⼠吉⽥ルートと合流します。東側に位置し、樹林帯を抜ければどこからでも御来光を⾒ることができます。
御殿場ルート|静岡県側
⼀番低い標⾼(約1450m)に五合⽬があり、⼭⼩屋が少ないです。登⼭道のほとんどが緩やかな上に⽕⼭砂利で、⼀番エキスパートなルートになります。
富⼠宮ルート|静岡県側
⼀番⾼い標⾼(約2400m)からスタートするルートで、頂上までの距離が⼀番短いですが、急な傾斜が多いです。登・下⼭道が同じのため、迷いにくいですが、混雑時すれ違いには注意が必要です。※五合⽬のレストハウスが⽕災で消失したため現在施設がありません。(2024年6月21現在の情報です)
須⾛・御殿場・富⼠宮ルートも通行予約が必要となります。
静岡県富士登山事前登録システム、それぞれの登山ルートについて
最新情報は 富士登山オフィシャルサイトへ
登⼭シーズン
須⾛・御殿場・富⼠宮ルートより、富⼠吉⽥ルートの方が約1週間前にシーズンに入ります。登⼭シーズンはマイカー規制があるため五合⽬まで⾞で⾏くことはできません。安全に登山できるように、登⼭ガイドなどの同⾏をおすすめします。富士登山をされるすべての方へ
富⼠吉⽥ルート |
2024年7⽉1⽇〜2024年9⽉10⽇ |
須⾛・御殿場・富⼠宮ルート |
2024年7⽉10⽇〜2024年9⽉10⽇ |
登⼭用品はレンタルできます
初めて登山される方におすすめなのが、登山用品レンタルショップです。
事前予約でのご利用がおすすめです。
登山用品レンタルショップ LaMont
おすすめルートは富⼠吉⽥⼝!
河⼝湖駅・富⼠⼭駅から⼀番近いのは富⼠吉⽥⼝になります。
バスで河⼝湖駅から富⼠⼭五合⽬まで移動が可能です。
移動時間 | 約50分 富⼠急⾏バス(富⼠⼭五合⽬⾏) |
往復 |
2,800円 |
⽚道 |
1,780円 |
時刻表 |
こちらをご覧ください |
マイカー規制 | 登⼭シーズンはマイカー規制があるため五合⽬まで⾞で⾏くことはできません。富士登山オフィシャルサイト |
夜間の登⼭ | ⼭⼩屋宿泊者等以外は夜間の登⼭をすることができません。 |
通⾏の規制
吉⽥ルート五合⽬の登⼭道⼊⼝にゲートを設け、⼭⼩屋の宿泊予約がある⼈等を除き、以下の通⾏規制を⾏います。
午後4時〜翌⽇午前3時の時間帯に登下⼭道を閉鎖いたします。 |
登⼭者が⼀⽇当たり4,000⼈を超える場合も登下⼭道を閉鎖いたします。通⾏規制に関する情報は、公式SNSなどで随時発信する予定です。 |
ゲート通過者から、登下⼭道の使⽤料として1⼈・1回につき2,000円をご負担いただきます。 |
従前実施している富⼠⼭保全協⼒⾦1,000円(任意の寄附⾦)と合わせて、⼀⼈あたり最⼤3,000円のご負担となります。 |
⼭中における危険⾏為やマナー違反を防⽌するため、県の任命する富⼠登⼭適正化指導員の指導に従ってください。 |
登⼭に対する知識及び経験が⼗分でない⽅は、登⼭ガイドなどの同⾏をお願いします。詳しくはこちら |
混雑に注意!
⼋合⽬から、須⾛ルートと合流します。下⼭も⼋合⽬で須⾛ルートとわかれます。その時、間違えて須⾛側に⾏ってしまう⽅がいます。遭難の危険もあるので気をつけましょう!!
ゴミ捨て禁⽌ | 必ず持ち帰りましょう |
ルート外を歩くことは禁⽌ | 富⼠⼭は崩れやすく、落⽯の多い⼭です。ルートを外れて起こる落⽯事故が多発しています。 |
夜間登⼭を禁⽌ | 夜間の登⼭は原則として禁⽌されています。宿泊予約をし、仮眠を取ってから頂上を⽬指しましょう。 |
テントの設営・ 焚き⽕禁⽌ |
富⼠⼭にはテントサイトはありません。⼭⼩屋しか宿泊できません。⼭⼩屋の予約必須です。焚き⽕も禁⽌されています。バーナー等の使⽤も⽕災を起こさないよう注意しましょう。 |
持ち出し禁⽌ | 富⼠⼭は国⽴公園特別保護地区のため、溶岩や⽯の持ち出しを禁⽌しています。動植物も同様です。 |
ドローンの使⽤禁⽌ | 富⼠⼭の⼋合⽬より上は神社の境内です。ドローンの使⽤は禁⽌されています。 |
富士登山持ち物チェック
登山に最低限必要な物をリストアップしています。登山に適した服装と持ち物をチェックし準備してください。
服装
登山靴 | 履き慣れた登山靴を用意しましょう。砂利の侵入を防ぐミッドタイプをお勧めします。 |
インナー | 速乾性のあるインナーを着ましょう。五合目と頂上の気温は全く違います。上に行くにつれ服を重ねましょう。 |
ズボン | ストレッチの効いた動きやすいものを。 |
帽子 | 日差しが強いため、帽子があった方が良いです。飛ばされないように注意 |
持ち物
バックパック |
25~30ℓぐらいのバックパックがベスト!腰ベルトがあるものが安定します |
雨具 |
山の天気は変わりやすく、晴れ予報でも雨に降られることがあるので必ず用意しましょう。風が下からも吹くためセパレートタイプの防水機能のしっかりしたものを! |
防寒着 |
富士山頂上の日の出時の気温は夏でも氷点下近くまで下がります。フリースやダウン、また風を通さない服を用意しましょう。 |
手袋 |
溶岩はゴツゴツしていて、素手で触ると怪我をしやすいです。防寒具にもなるので用意しましょう |
ヘッドライト |
御来光前は真っ暗です。また山小屋の中も暗いことが多いため、ヘッドライトがあると良いです。 |
飲料水 |
1〜2ℓ 山小屋で買うこともできます |
100円玉 |
トイレは有料です。1回200円〜300円かかるため100円玉をたくさん持っていきましょう。 |
着替え |
寒い時に重ねたり、また汗をかいたり雨に濡れた時用に防水バッグに入れておくと良いです。 |
タオル |
汗拭きなどに使えます |
サングラス |
日差しが強いのと、砂埃が目に入ることを防いでくれます。 |
ゴミ袋 |
富士山にはゴミ箱はありません。ゴミは持ち帰りましょう。 |
携帯電話 |
電波は良くないですが、山小屋にはwi-fiがあるところもあります |
モバイルバッテリー |
山は電波が弱く、また気温差で充電が減りやすいためモバイルバッテリーを用意した方がいいです。 |
日本での連絡先 |
万が一に備えて泊まっているホテルや友達など連絡先をわかりやすくしておくこと |
ストック |
下山の時にあったら便利です |
富⼠登⼭のアドバイス
アドバイザー|植田めぐみ 植田さん紹介ページはこちら
富⼠⼭の⼋合⽬より上は富⼠⼭本宮浅間⼤社の境内です |
神聖な場所であるということを忘れずに! |
万全な体調で登りましょう(寝不⾜・⼆⽇酔いは⾼⼭病を起こしやすいです) |
体調に異変を感じた時は無理をせず、下⼭を! |
上に⾏けば⾏くほど酸素は薄くなり、体調は回復しにくくなります。 |
頂上がゴールではありません。無事に帰ることが1番のゴールです。 |
下⼭道間違いが多発しています。⾃分が登ったルートの名前を覚えておきましょう。 |
宿泊した⼭⼩屋、登⼭道の写真を撮っておくと迷った時に確認しやすいです。 |
最後に..富⼠⼭のルールとマナーについて
富士山への登山は日本国内に限らず、世界中からも旅行者が訪れる場所です。多くの人が集まるため、登山される方みんなでルールとマナーを守って、富士山を大切にしましょう。また禁止事項もありますのでぜひチェックして登山を楽しんでください。
>富士山・富士五湖の「旅情報総合案内」の
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